アジサイ

アジサイ

アジサイを描きました。
6月末か7月頭くらいから描き始めてはいたのですが、寝かしていたりして仕上げが遅くなりました。
描いていてわかったのは「アジサイって難しい!!」ということ。これまでかなりの力量の方によって描かれたアジサイをいくつか見てきました。正直なところどれも”左程パッとしないなぁ”なんて思っていたのですが、その謎がわかりました。

簡略化して描くのではなく、私のように写実性のある描写の場合、
アジサイという花は、まず相当手数がかかります。
もし、ひと枝取って描くのであれば、そこそこ欠ける可能性も感じますが、束で襲いかかってくるかのような、植わっている・生えている状態のモサモサしたアジサイの表現は全くもって難解です。
当初のイメージとはかけ離れた仕上がりになってしまいました。

これは、いわゆるボタニカルアートの作家の方々のように、観察と時間を十二分にしなければ到底立ち向かえるものではないようです。
大抵の非・ボタニカルアートの人々はそこまでの気力、もしくは時間を割くのは困難と思います。

今回”ある程度はかけるでしょう”という気持ちで取り掛かりましたが、実際アジサイの前では辛抱強さと割ける時間の不足を否めず、総合的に現時点での力量不足ということを感じずにはいられません。

次回描くとしたら、量を減らしてじっくり取り組みたいと思います。