ウツボカズラというと耳馴染みが良いかもしれません。この種は小さいものから巨大(ネズミを捕らえるほど)なものまで多種多様なバリエーションを持ちます。実は私もこれを描くまでこの捕虫容器がどこからどういうふうに出ているのかを全く知りませんでした。この絵で一目瞭然ですが、捕虫袋は葉の先端に作られます。フタには蜜線があり、それに誘われた虫が袋のフチに停まるとツルッと滑り落ち、そこのほうの消化液にポットン。仮に這い上がれたとしても上部の入口下側にはネズミ返しの形状が待ち受けており、力つきるという寸法です。 それにしてもこの種の多様さには目を見張るものがあります。是非調べてみてください☆ ◯熱帯アジア、マダガスカル、北部オーストラリア、ニューカレドニア、インドとその周辺地域に約70種 |