東京装画賞、初日

東京装画賞、初日

10月12日に山脇ギャラリーで開催中の「第2回東京装画賞」の受賞作・入選作の展示に行ってきました。
HPの「装画」コーナーにある関連記事にも書きましたが、こちらはテーマとなる本をイメージした装画のコンペです。昨年は自力で「ドン・キホーテ」に挑みましたが、撃沈….(自分ではお気に入りですが)。今回はデザイナーの青山修作さんとのコラボで2点のうちこちらが入選に漕ぎつけたのです。

会場では高名なる審査員や協賛企業の方々が紹介され、授賞式・パーティーへと進みました。
展示作品を何巡もして見ましたが、やはりどれも中々の出来映えです。
そんな中からお気に入りを探すのもいいですね。
ただ、どんなコンペもそうでしょうが、選外作品の中にも良いものはいくつもあるだろうなと思います。そこで見ることのできない作品へ、思いを馳せずにはいられません。
ほかにはどんなものがあるのだろうか….と。
気になりますよね。

ところで今回の展示で残念に感じたことがありました。
受賞作品は「本」の形状で展示されているのに、
入選ランクにおいては「一枚もの」として壁に貼られているに留まってるという点です。
大抵の人は本に巻いた背や折り返しの柄や色合いも考慮しているわけなので、
展示方法として考えるとガッカリを隠せません。
壁には今回同様一枚ものを。
その他、台や本棚でもかまいませんので「本」としての展示をしていただきたいです。
「第2回東京装画賞作品集」巻末の審査員座談会では「(審査員メンバーに対し)日頃本のデザインに携わっているプロの皆さんの想像力にお願いしているのです。」という言葉がありますが、展示を見るのはブックデザイナーだけではないですし、そもそも装画は本に巻いてなんぼな気がします。
さて、みなさまどう思われますか?

展示は10月26日(11~18時)まで行なわれています。
日祝はお休みです。