キャノンボール・ツリー(オリジナル作品)

キャノンボール・ツリー(オリジナル作品)

Couroupita guianensis

ここ最近へんな植物を描きためていますが、
OA和紙なるものを使っています、
この紙のことは日記にも書いたのですが、風合いが日本画材の高級紙「雲肌麻紙」的に
モワモワしているのです。雲肌麻紙はもっと厚いですが、こちらは薄手タイプ(厚めのもある)。
それで、絵をスキャンするときに紙の裏に黒い紙を挟むか否かで画像の印象がすこぶる変わるのです。

南米ギアナ原産だそうだが、ハワイなどでも見られるらしい。
人の頭ほどの実がなることから通称:キャノンボールツリー(=大砲の木)と言われている。
確かにこんな砲丸みたいのが落ちてきたらどうなることやら!
花のシベが舌状で実に珍妙です。

下の線画2枚のうち上が黒を挟んだとき。全体暗めですが紙の風合いは色濃く出ています。

そのつぎは同じものをphotoshopで明るく補正…おそらく黒い紙を挟まないスキャン画像に近いと思われます。

こちら、じつは実と花の両方に彩色したのですが、それだとつまらない感じがしたので
photoshopで彩色した花を切り取って、線画段階の実と合成しました。

三者三様といった印象を受けますがいかがでしょう?

OA和紙、扱いによって雰囲気左右しますね。
すごいわ〜。

ホウガンボク キャノンボール・ツリー
ホウガンボク キャノンボール・ツリー