講演会「古典園芸植物アサガオ_変化アサガオと幻の黄色いアサガオの再現」ポスター

講演会「古典園芸植物アサガオ_変化アサガオと幻の黄色いアサガオの再現」ポスター

8月26日に神代植物公園では初めての企画、変化アサガオの講演会があります。本日はそのポスターを仕上げてきました。
講師のお一人目は「変化アサガオと言えば….」で、まず、お名前が登場する九州大学大学院准教授の仁田坂英二氏、そしてもうおひと方は、江戸時代にあったものの、その後途絶えてしまった黄色いアサガオをバイオの力で甦らせた基礎生物学研究所/総合研究大学院大学助教の星野敦氏。

変化アサガオに生ずるの変化というのは遺伝子のなせる技であるため、話は必然的に遺伝子に絡むものとなりますが「一般の方々にも親しめるように」という立ち位置からの話になるようで、今から楽しみです。

このひと月ほど、不眠が続いている私なのですが、ここまでに改善して耳をダンボにして拝聴したいものです。

夕方ポスターを仕上げてからは、国立民族学博物館から4冊購入した変化アサガオ本のオマケで同封されていた種を芽きりしたものを(→発芽促進のため)水に浸けておく作業をしました(→さらなる発芽促進のため)。明日はこの種を植え付けます。

さて、こちらのポスターの花、ご記憶の方がいらしたらスゴい!!
出所は昨年、企画(※)にあわせて描いた恩師・米谷清和氏の頭に生やしたアサガオ三種をデジタルでで抽出、構成し直したものを使っています。
真ん中の花のみ、事務所のプリンターの発色のわるさを補うために、部分部分ピンク系のグラデーションをかけています。本当はもうちょっと紫寄りの色合いなのですが、印刷物というのは印刷環境に左右されてしまうのですから、まぁ、仕方がありません。

原画よりも加工したほうがエッジが薄れて柔らかい雰囲気になったので、色以上にポスター効果に功を奏したと言えそうです。集客できますように!!

変化アサガオ米ちゃん

講演会も来ていただきたいですが、実物も必見です。
実物の変化アサガオはバックヤードにて私も育成に関わっている唯一の植物です。
出物が出たときの感覚はかなりのものがあります。
8月に入ると本格的に咲き始めるはずで、順次咲いた鉢を植物会館の入口に展示していくことになります。アサガオなので、11時くらいまでに見に来てくださいね。
驚きの花形、葉形に目が丸くなりますよ!