木の実草の実展 木の実のかんむり

木の実草の実展 木の実のかんむり

神代植物公園では毎年、秋から冬のシーズンに木の実草の実展という展示を行います。
それに合わせて園内の各所から新しい木の実・草の実を集め、展示に備えます。
園内にない種類は様々な経緯で入手したものです。

今回、木の実を見ていたら「かんむりにしたらどうかなぁ、、、」という思いが湧いてきて、
デスクまわりにあった造花材料の細い針金を土台で組み立ててみようということにしました。

同じ木の実でも、取れたタイミングや保存状態によって、色艶に違いが出るようです。
昨年拾ってデスクの上に置きっぱなしにしていたムクロジの実は、紫味を帯びた茶系の果皮がピカピカツルツルで、手を伸ばせば分かる場所にあったにもかかわらず、初めて見る美しさを漂わせていました。
リンゴツバキの乾燥して縮んだ果皮は縮んだとはいえかなりのサイズ。
色合いは地味ですが、なかなかな面白く、中央に螺旋状にした金のワイヤーを配してささやかな華を添えました。
とはいえ、制作中盤の時点では、全体としてはウッディで地味ともいえる色調なのでした。

こうなると後ろの席のIさんからもらったカラスウリに眼が行ってしまう。
どうしてつけたものか???

そこで最終奥義、ワイヤーで編み込んで、ネット状にくくりつけ、絶好のポイントを加えることができました。
無事仕上がって良かった!!

別の角度
さらに別の角度
ボディが細い針金なので,
これはお客さんに被ってもらえる代物ではありません!
材料不足が残念!!