バラ園の区画番号(サイン)

バラ園の区画番号(サイン)

 本日は設置からすでに3年半の、神代植物公園ばら園にある区画番号ブロックを紹介します。実はこれ、知る人ぞ知る、すべて私が手描きしたものなのです。

 私が神代で仕事をするようになってから2年の間、ばら園の区画版号はパソコンから打ち出したデータをラミネートフィルムで保護し、プラスティックの札に接着して使っていました。便利なパウチですが、劣化が早く半期に1回作り直しをするのが恒例。かなり手間暇要する仕事でした。ただでさえバラの季節はやることが多いのです。毎回関わる私としても気になるところで”どこかに長持ちしそうな別の素材はないだろうか…”と園内を歩くたびにつらつらと考えるようになりました。

 そうして目に留まったものがこれです。園内各所に散在していたインターロッキングという舗装用のブロック。現代バラ用に42個、オールドローズは15個。自分で手描きすることにしました。

 先輩Nちゃんと温室班の皆さんが洗ってくれたものにまず色鉛筆で軽く下描き。後は筆に白ペンキで一つ一つ仕上げていきました。こういう仕事も嫌いじゃありません!というより、けっこう楽しいのです⭐︎

 仕上がった番号は皆で設置しました。3年以上経った今も損傷は少なく、半年も持たないパウチに比べて耐久性は⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎くらい。折れたり曲がったりもしないので、管理業者の方からも水やりの邪魔にならないと喜ばれました。

原種ばら園の番号は普通のレンガ
現代ばらの番号
インターロッキング用ブロック
新旧の区画番号
奥のパウチ右側はカラスがかじった跡です
さすがのカラスもブロックには歯が立つまい!