子供がひとり….

子供がひとり….
3月25日からの展示のメインとなる作品、大きい横位置と半サイズのタテ位置。横位置のほうには天使をふたり描いていました。でも今は一人しかいません。今や絵の具の下のほうに隠れており見ることはできません。かなり入れ込んで描いていたのに….。
単純に構図上大きすぎてしまったことも大きかったのですが、同じ位入れ込みすぎたことで全体感を壊していたのかもしれません。
家族は「あれ、良かったんじゃないの〜」と言いますが、中央の天使のいた場所には鳥を描くことに決めました。なぜなら今回は空間がほしい。
空間処理が苦手でその手のセンスが乏しいという自覚があるのですが、どうにかしてその空間を手に入れたい、そう思ったのです。
大好きな子供を塗り込めて見えなくするのは本当に忍びないことでした。
これが吉と出るかどうか。
息子は「まるで細切れになったあの子供が三匹の鳥になったようだな」と言っていました。

三匹中のもう一匹は画面右側にいます。
そして画面全体には四羽の鳥が飛んでいます。
飛べ飛べ小鳥!
飛べ飛べ天使!!