食虫植物顔出しパネル ~その1、ハエトリグサ~

食虫植物顔出しパネル ~その1、ハエトリグサ~

食虫植物顔出しパネル、個別紹介の初めはハエトリグサです。

ハエトリグサは食虫植物の中ではネペンテス(ウツボカズラ)と同じくらい知られているのではないでしょうか。
”強そうな姿インパクトある行動をする”
”人気がある”
”パッと見わかりやすい”
というところで顔出しに選びました。
かなり凶暴そうなワナ_あの鋭利な歯のような部分は意外にも葉っぱの形状が変化したもので、
しかも実際のところは”虫を食べなくても生きていける”というのだから、
それを知ると大抵「うっそ〜!!」と言ってしまうんですよね。
ある種、残念なところもあるのですが、
虫を捕まえなくても光合成で生きていけるのなら、そのほうが植物的には合理的。
捕虫する葉(捕虫葉)には感覚毛というのが基本3本生えていて、2回触れると葉を閉じて虫を閉じ込めるシステムになっています。そのスピードは植物の動作としては最速なのだとか。
残念よりも期待に応えてくれるところのほうが優っています。
やはりハエトリグサは格好イイですね。

ただ、サイズ感は結構小さめのものが多いかもしれません。
捕虫葉は3〜4cm程度が多いそうですが、1.5cm等のものもあります。
形の迫力はすごいのですが、大きさの迫力というのはあまりないかもしれません。
これは虫を相手にしているからであって、もしもそのうち哺乳類を捕食したいとかんがえるようになったら。。。
50cm、100cmなんていうのも登場してくるのかもしれませんよ!

作画に関して….
ハエトリグサのサイズを知っている私としては、何かカワイイ虫を停らせたいと思いました。
パネルは小さい子用として制作する計画だったので、親御さんウケも考え、モフモフしたハチをモチーフに決めました。
決め手はハチのふわふわした感じと、ハエトリグサの捕虫葉のピンク色グラデーションです。
このピンク色というのが、植物でありながらも捕虫して消化するという動物的、肉感的印象を象徴しているように思いますので。いかがでしょうか?

全体のサイズが小さいこともあってか、一番早く仕上げることができました。

あ、最後に一つ注意事項。
ひとつの捕虫葉は3回ほど閉じると枯れてしまいます。それを知らずに、買ってきた株の感覚毛をむやみに刺激してしまうと、株全体の枯死に至る可能性もあります。育て方をよく調べてから買いましょう🌟