食虫植物顔出しパネル ~その2、ネペンテス~

食虫植物顔出しパネル ~その2、ネペンテス~

食虫植物顔出しパネル、個別の紹介_

2つ目はネペンテス。日本語ではウツボカズラという名前で、食虫植物の中ではかなり昔から知られている部類だと思います。”カズラ”は”葛”もしくは”蔓”と書き、つる植物のことです。
”ウツボ”についてはその昔、矢を運ぶときに下げていた袋のことで、その形状と似ていることから、この和名がついたのだそうです。
あ、ネペンテスという名前の由来を知りたい方はご自分で調べましょう!ね。

ネペンテスは袋の高さが最小で2cm、最大だと50cmになるものまであり、姿としてはシンプルなものからデコラティブなヒダを持つもの、口の大きいもの・小さいもの、斑入りのもの・無地一色のもの等々多彩で、豊富な種類がある植物です。
パネルに起用した3種類は、それぞれ….

○ヒダが美しく派手なもの
○色が意表をついて可愛いもの
○蓋の裏に牙のような突起のあるもの

というように個性の違いが際立つ組み合わせにしています。
一番手前の見事なヒダと斑が入ったタイプは作画にはかなり手間を要するため、
少ない制作時間を考えると”どうしたものかな〜、”と冷や汗をかきつつの作業になってしまいましたが、
先行して出展しているハエトリグサとサラセニアのパネルが心の支えになり、目標にしていた日に無事設営することができました。。
来場した方々には、まず「こんな種類もあるの?」とビックリしてほしい。その驚きが、さらに食虫植物への興味を深めることに繋がれば、それは最高ですね〜。


注※パネル左下に薄ボンヤリ描いているのは世界最大の花であり、腐臭がすることでも有名なラフレシアです。この花は腐臭で虫を集める虫媒花(虫に受粉してもらう花)で、食虫植物ではありません。ラフレシアが自生する熱帯のインドネシア等にはネペンテスもたくさん自生していることから、雰囲気盛り上げ部員として同じ画面に登場させました。”食虫ではないインドネシア界隈の臭い花”にも面白いものがたくさんありますね!

食虫植物 ネペンテス 顔出し