MJブック2016が発売されました。いや〜….良い絵を描く、人多いですね。本は3回目の刊行なのですが、峰岸達イラストレーション塾としてスタートしたMJの10周年でもある、ということで一種記念すべき節目と言えましょう。と、いうことは盟友・山崎香代子さんとやっているお絵描き&造形あそびの会ピッコロ(←小学生向けの会です)も10周年になろうとしているわけです。 ま、それは置いといて… 私自身のページに関しては大きさのセレクトがちょっとうまくいかなかったという反省がフツフツ。 やや残念ではありますが、印刷することによってわかることって多いですよね。 そういえば最近仕事をしに行っている神代植物公園において、1月末までボタニカルアートの展示を小規模ですが開催しております。19世紀の物を主に、点数は10点くらい。 植物学の世界では、種の同定(どういう種類なのかの判別のこと)をするには、先人の描いた植物画を参考にせよ_というのがあるそうです。 たしかにモシャモシャと自然界で多種と相まみえながら存在する植物は肉眼でパッと見ただけでは複雑すぎて構造が判り辛いものです。 しかし、ひとたび優秀な観察者によって脳裏に捉えられ、緻密に描かれた二次元の草花は3Dよりもはるかに易しく、観る物にその構造を教えてくれるのです。 3Dより2Dが判り易い、そして2Dも印刷されることによってさらにその印象を明らかにする….何だか不思議な連鎖ですね。 私が近頃描いている絵はもっぱら植物公園のイベントポスターに使う植物の絵や、情報パネルの装飾に使うイラストレーションです。ポスターの全体も自分で作っているのですが、自分の方向性がどこへ向かっているのか、、、わかるようなわからないような、、、、、。何にしても一生懸命やっています。それで知らないうちに良さげなところへ辿り着いたら嬉しいのですけど…さて、どうでしょうか。 昨日、たしかNHKの「プロフェッショナル_仕事の流儀」で京料理のプロが”とにかく極力最高をめざして頑張ること、それが大事で、そうしていればそのうち自ずとその人らしい仕事が見えてくる”というような話をしていたような、、、うろ覚えで。 大層な年齢になってきていますが、いまだに子供的な部分が色濃いし自分らしい仕事が見えていないのですが、これからもとにかく今出来る一番良い仕事を模索して行きます。 MJ展に出すものを昨日決めました。 現地のストライプハウスで見ていただけたら幸いです。 |