港の見える丘(個展出品作品)

港の見える丘(個展出品作品)

2011年1月に青山のタンバリンギャラリーにて開催した個展『横浜散歩』出品作です。

子どもの頃は家族でドライブがてら横浜へ行き、中華街にあるパーキングに駐車してから元町で買い物をしたり、中華街で食事をしたり、山下公園をそぞろ歩きしたり…というのがお決まりのコースでした。
その中に港の見える丘は入っておらず、私の知る限り家族で行ったのは1、2度くらいでした。成長してからもそんなに訪れる場所ではないのですが、ここでの日没が心に滲みるものだということはしっかり記憶しています。

湾岸で働く紅白にペイントされたキリンたち。

美しい桃色の空がやがて色を失い灰色になっていく。次第に青みを増し、暗くなるに従って灯りに映しだされたキリンたちが濃紺にくっきりと浮かび上がってきます。
月があれば一層素敵な時間になりますね。

この絵は丸っきり昼間なんですが!

ここの、ロマンチックな夕暮れはお勧めなのです。